2021年は、第2次雲仙市総合計画（前期基本計画）の最終年度を迎えることになりますが、人口減少対策として子育て世代の経済的負担の軽減など、出会いから結婚子育てにわたる切れ目ない支援を行う「新・子育て応援パッケージ」や、昨年策定した雲仙市観光戦略に沿った事業の展開、農業基盤整備事業による農業の振興など、これまで推進してきた事業をさらに深化させるとともに、新たな課題解決に向けた取り組みに着手してまいります。
これまで各種会合等において、皆様のお声を拝聴させていただく貴重な機会を得ることができ、様々なご意見をお聞かせいただいた中で、各種施策の参考とさせていただき市政に反映してまいりました。
本年におきましても、これまで以上に皆様のお声を拝聴する機会を大切にし、市政運営に邁進し、光り輝く魅力あふれる雲仙市の未来に向け全力を尽くしてまいりますので、皆様方におかれましては、本年もより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
（公式Webより引用）

基本方針１：暮らしと安心
♦安心して子どもを産み育てるまちづくりと健康で安全な暮らしづくり 婚活支援と、切れ目ない出産・子育て支援を行うとともに、人口減少に歯止めをかけるため移住・定住対策に取り組みます。また、年齢を問わず自ら主体的に健康づくりに取り組む環境を整備するとともに、高齢者福祉、障害者福祉を充実させ、誰もが活躍できるまちづくりを目指します。更に、誰もが安心して安全に暮らせるまちづくりを行います。
基本方針 2：産業と交流
◆雇用を生み出す産業づくりと人を呼び込む観光地域づくり
本市の基幹産業である農林水産業の生産基盤の強化や後継者対策等を強化し、国内外 の競争に負けない力強い産業として育成します。また、商工業をはじめとする地場産業 の振興と企業誘致を両輪とした雇用促進に努めるとともに、新産業育成による雇用創 出を進めます。更に、本市の財産である「自然」・「温泉」・「食」など地域固有の資源を 活用した観光地域づくりを進め、国内外からの交流人口の拡大を図ります。
基本方針 3：社会基盤と環境
◆社会基盤の整備と自然環境と調和したまちづくり
道路ネットワークや公共交通、上下水道、情報基盤など、暮らしや経済活動の基礎と なる社会基盤の計画的な整備と維持管理、長寿命化により、快適な生活環境を創出します。また、本市の財産である自然環境の保全を図るとともに、地域資源を生かした再生可能エネルギーによる、資源循環型社会を育成し、暮らしや産業などの幅広い分野への活用を進めます。
基本方針 4：人財と郷土
◆将来を担う人財づくりと歴史と文化が輝く郷土づくり
次世代を担う子どもたちの「生きる力」を育成するために、確かな学力、豊かな心を育む学校教育を推進します。また、市民の主体的な生きがいづくりや健康づくりに繋がる生涯学習・生涯スポーツの環境づくりを進めます。更に、郷土の誇りである文化・芸術の振興と歴史の継承を図るとともに、地域活動へつなげるなど、特色のある地域づくりを行います。
基本方針 5：協働と戦略
◆市民一人ひとりが主役の協働のまちづくりと効率的で戦略性をもった行財政運営 「市民協働」をまちづくりの基本に、地域コミュニティの強化に努めるとともに、政 策決定段階や実行段階の様々な場面に対し、市民の多様な参画の場を確保します。ま
た、大学連携や民間活力の活用など、官民が一体となった協働のまちづくりを進めます。行財政運営については、本計画を基にした集中と選択によるメリハリのある施策展開を基本に、PDCA マネージメントサイクルによる進行管理を行うなど、限られた経営資源を最大限に活用する効率的で戦略性のある行財政運営を行います。