昨年は年明け早々から人類を脅かす新型コロナウイルス感染症の世界的大流行で、私たちの生活に多大な影響を及ぼした一年でした。

皆さまが安全に生活できること、低迷した経済活動を活性化することなどのため、さまざまな町独自の支援策を行ってまいりました。まだまだ収束が見えない一方で、ワクチンの開発が進むなど、わずかながら明るい兆しもあります。今年も、新型コロナウイルス感染症の対策は、状況を正確に把握しスピード感をもって取り組んでまいります。

また、今年は、今後10年間のまちづくりの指標となる「第6次総合振興計画」の策定をはじめ、町制施行130周年記念行事の主な企画として、600年ぶりに生まれ故郷に戻る「国指定重要文化財 芦屋霰地真形釜」の公開展示を計画しています。

そして、次のステージに入った芦屋港活性化事業は、時代の変化をとらえた機能の導入と、海浜公園を含んだ一体的な空間として管理運営の将来像をまとめていきます。これまで点と点だったものを線に、さらには面として、芦屋町の海の魅力を最大限に生かした観光振興と地方創生の取り組みを進めてまいります。

芦屋町の発展のため、町の歴史・文化、地域資源をこれからも守り育て未来につながるよう、町民の皆さまのご意見を賜りながら、引き続き取り組んでまいります。

結びに、本年が皆さまにとって、明るく笑顔に満ちた幸多い年でありますことを祈念し、新年のあいさつといたします。
（公式Webより引用）

① 移住・定住・地域間交流の促進、人材育成
地域特性を活かした移住・定住施策に積極的に取り組むとともに、地域コミュニティ・教育・福祉・産業など、まちづくりのあらゆる分野において求められる
人材や担い手の育成、発掘を推進します。
② 産業の振興
地域資源を有効に活用し、地産地消や新たな商品開発、販路拡大などを推進するとともに起業を促進し、地域産業の活性化を図ります。また、観光資源の整備
や、芦屋港のレジャー港化に向けた整備などを行い、地域経済の活性化を図りま
す。
③ 地域における情報化
デジタル社会の実現に向け、デジタル技術やＡＩの活用などにより自治体ＤＸを推進するとともに、情報通信インフラの整備などにより、地域の情報化に取
り組みます。
④ 交通施設の整備、交通手段の確保
交通や生活の利便性向上のため、町道や橋梁などについて計画的に整備を行い、各施設の長寿命化に取り組みます。また、公共交通の確保・維持を図ります。
⑤ 生活環境の整備
下水道施設の長寿命化や下水道事業の中長期的な経営安定化を図るとともに、消防・防災対策の充実など安全・安心で快適な生活環境を維持・改善します。
⑥ 子育て環境の確保、高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進
子ども自身や子育て世帯が安心して暮らせる環境づくりに取り組むとともに、高齢者などの保健や福祉の向上を図り、すべての人が住み慣れた地域で安心し
て暮らせる環境を整備します。
⑦ 医療の確保
地域医療の水準向上と質の高い医療の提供を図るとともに、地方独立行政法人芦屋中央病院を核として、町内の医療機関や介護・福祉施設などと連携を図り、
地域医療体制の充実に努めます。
⑧ 教育の振興
子どもたちが夢・希望・志を持ち、シビックプライドを醸成できるよう、学校・家庭・地域が連携して教育の推進を図るとともに、安全で快適な教育環境を整備
します。また、生涯学習の総合的な推進や生涯スポーツの推進に取り組みます。
⑨ 集落の整備
遊休地の活用促進を図るとともに、安全・安心で快適な住環境を整えるため、空家対策を推進します。
⑩ 地域文化の振興等
本町の誇りである芦屋釜をオンリーワンの地域資源として活用します。また、地域文化や貴重な文化財などを次世代へ継承していくため、芦屋釜の里をはじ
めとした文化施設の充実を図ります。
⑪ 再生可能エネルギーの利用の推進
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利用の推進を図ります。