昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症対策として４月から始まった緊急事態宣言などの重点措置により、全国はもとより、本村においても観光業や農林業などが大打撃を被りました。また、７月に静岡県で発生した大規模土石流や８月には前線停滞により九州などが記録的な豪雨となり、土砂災害や河川の氾濫等、各地で大きな被害が発生し、まさに激震の年となりました。
一方、一年延期された「東京オリンピック」、「パラリンピック」では、それぞれで多くのメダルを獲得し、大いに盛り上がりました。中でも、本村の名誉村民である卓球女子日本代表監督の馬場美香さんが活躍する姿は、暗いニュースが多い中、片品村にとって大きな誇りであり、日本中に素晴らしい感動を与えてくれました。
さて、本年からは、新たに策定した「後期基本計画」を基本に、10年後の村の将来像を｢小さくても輝く尾瀬の郷・かたしなの実現へ～世界を視野に～｣として、世界へ向けて輝くむらづくりを目指し、取り組むこととしました。
また、ワクチン接種も進み、一定の落ち着きを見せている新型コロナウイルス感染症ですが、新たな変異株である「オミクロン株」の感染が拡大しており、まだまだ終息は見通せない状況です。アフターコロナに向け、将来を見据えた行政運営に努めるとともに、今後も国の動向を注視して参ります。
結びに、村民の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げますと共に、ご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして、新年のご挨拶といたします。
（公式Webより引用）

（ア）観光と農業を主体とした産業の振興を図り、魅力ある安定した雇用の場及び所得の確保を図り、若者の定住を推進する。
（イ）村民の生活道路及び観光道路を体系的に整備するとともに、広域的な基幹道路の整備促進も積極的に推進する。また情報通信基盤の整備、都市との交流を積極的に推進する
（ウ）全ての村民が「豊かさ」と「ゆとり」を実感できるような生活環境整備を推進する。
（エ）特に高齢化や児童に対する福祉の増進を図り、全ての村民が安心して暮らせるむらづくりを推進する。
（オ）保健医療施設の整備を図るとともに、保健予防活動等をより一層推進する。
（カ）社会教育・学校教育の施設の整備を図るとともに、地域の魅力や特性を再認識し地域文化の振興を図り、個性豊かな地域づくりを推進する。