首長メッセージ
ようこそ、鉄と魚とラグビーのまちへ‼
釜石市は、岩手県の南東部、三陸復興国立公園のほぼ中央に位置し太平洋に面しているため、海洋の影響と地理的条件から、四季を通じて温暖な気候に恵まれております。
安政4年(1857年)12月1日、盛岡藩士の大島高任が甲子村(現 甲子町)大橋において、わが国で初めて、鉄鉱石を原料とした洋式高炉での出銑に成功して以来、東北地方有数の重工業都市として発展し、また、世界3大漁場の一つ三陸漁場の重要な漁業基地として栄えてきました。
東日本大震災では当市の約4千世帯が被災し、千人を超える市民が犠牲となりました。発災後、多くの関係者のご協力をいただきながら復旧・復興に努めた結果、平成30年度末には宅地造及び復興公営住宅の整備が完成しました。
昨年はラグビーワールドカップ1周年メモリアルイベントも大成功に終わり、まさにその力でさらに釜石をアピールしていこうと思っておりました。
釜石鵜住居復興スタジアムやうのすまい・トモス、そして魚河岸テラスも完成し、ようやく復興の全体像が見えてきた震災後10年目の年ということで大いに期待をしておりましたが、残念ながら新型コロナウイルスによって、釜石の復興やラグビーワールドカップの成果というものを強く発信するまでには至りませんでした。
しかしながら、この困難な状況で一生懸命に取り組み、釜石港のポートオブザイヤー2019に選出されるなど実績を残すことも出来ました。
復興後の釜石を見据えた基本計画「第六次総合計画」を策定し「一人ひとりが学びあい世界とつながり未来を創るまちかまいし」という将来像、そして「多様性を認めあいながらトライし続ける不屈のまち」というサブタイトルのもと、この4月からは取り組んでまいります。
今後ともご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(公式Webより引用)