岩手県の東南部に位置する住田町は、東に県立自然公園「五葉山」、西に宮沢賢治の童話「風の又三郎」の舞台となった「種山ケ原」を望み、町の中央には、アユやヤマメなど淡水魚の宝庫として知られる「気仙川」が流れるなど、豊かな水と緑に恵まれた農山村地域であります。
昨今、地方自治体は、「急速な人口減少」「少子高齢化社会の到来」「都市と地方の地域間格差の拡大」などの課題に直面しています。また、地域主権の確立に向けた動きが本格化するなかで、「人・地域・産業が元気なまち」の実現に向け、まさに自治体の資質能力が問われる時代になっています。
このような中、住田町におきましては、「住田町人口ビジョン・総合戦略・総合計画」に基づき、医・食・住の充実を基軸としたまちづくりを展開しております。結婚や子育て環境の充実、子どもから高齢者までが安心して過ごせる住環境の整備、小さな拠点づくりによる集落機能の維持再生、安全安心な農産物認証制度の構築によるビジネスの創造、歴史的な建造物や史跡を核とした交流人口の拡大など、本町が進むべき方向性をしっかりと見据え、未来へとつながる各種施策を推進してまいります。
「支え合う共生の町」を目指し、町民と行政が共に知恵を出し合い、共に汗をかきながら、真の豊かさを感じられるような、まちづくりに取り組んでまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
（公式Webより引用）

① 地域の自立促進にあたっては、そのためのプロジェクトを中心とした戦略的、重点的投資に配意し、特に重点を置く施策を明確にします。
② 町人口ビジョンや町総合戦略を軸に、人口対策を積極的に推進するため、子ども・子育て施策の充実を図ります。
③ 本町の実態に応じ、その特性を生かした積極的、効果的な産業振興を推進し所得の増加と雇用の増大を図ります。
④ 土地利用及び施設整備については、いわて県民計画、広域経済社会生活圏の整備計画その他各種の計画との関連に留意することとし、特に既存施設の有効活用を図るほか、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画との整合に配意して実施します。
⑤ 都市と農山漁村の共生・対流の促進、情報通信基盤の整備と活用、ＮＰＯや町内自治会などを活用した住民参加による地域経営を推進し、自立促進の視点に立った施策の充実を図ります。
⑥ 地域活性化総合特別区域計画及び地域再生計画などの積極的な活用を視野に入れ、地域の自立促進を図ります。
⑦ 地域住民の意向の把握と施策の実施に対する住民の積極的参加の確保に努めます。