古くから交通の要衝として栄えてきた町であります。
養老年間には。「野根山街道」が、土佐を阿波を結ぶ官道として開かれ、
「土佐日記」には、「那波の泊」として記されており、海路においても歴史が刻まれております。
情報の乏しかった時代に、他国のことを知るためには、旅人からの情報が唯一のものであったため、人を大切にし、もてなす心が人々の間に自然と育ってきました。
先人の築いてきた「人を大切にする心」を受け継ぎ、行政に反映させて行きます。
当町では、「自然と調和した住みよいまち」「豊かで活力のある明るいまち」を目指しています。
奈半利町で生まれ、育って、ほんとうに良かったと思われるようなまちづくりを、今後も町民の皆様とともに推進してまいります。
（公式Webより引用）

本町では、これまで50 年余りにわたり過疎対策を推進してきた結果、道路をはじめ地域の住民を支える公共施設は一定整備が進んできた。
しかしながら、その整備水準は依然として低いレベルにあり、生活の基礎的部分で多くの課題を抱えており、今後も引続き地域の生活環境の改善に努める必要がある。また、基幹産業である第一次産業の不振などによって人口の減少が続き、少子高齢化も進行するなど極
めて厳しい状況にある。
一方、地域の恵まれた自然環境や地域で生まれてきた伝統文化等に焦点が当てられるなど、価値観の変化をはじめ、情報通信技術の発展、本四架橋の開通や各種道路交通網の整備等による時間距離の短縮など、地域を取り巻く環境は大きく変化している。「新たな生活空間としての役割と地域の持続的発展」、
「安全・安心・良質な農産物等の生産」など過疎地域に期待される新たな役割を担いつつ、地域の持続的発展に向けた様々な活動が効果的に推進されるよう取組みを進めていく必要がある。従来の「過疎」の発想から脱却し、少ない人口で広大な空間を占有していることを前向きに捉え、残された豊かな自然環境
や、様々な地域資源を最大限に活かした地域間交流の推進、地域産業の育成など地域の持続的発展に向けた取組みを一層推進する。
また、地域の基幹産業である農林水産業などの各種の産業振興を図るとともに、道路交通網や情報通信網の整備など社会経済活動の基盤整備の促進、高齢者等の保健・福祉の向上をはじめ、住民の居住環境の整備など、地域での定住を促進するための施設整備を総合的かつ計画的に推進することによって、地域の
特性を活かした個性ある地域社会を構築していく必要がある。
これらの施策の推進にあたっては、地域住民はもとより、幅広い人材、団体、企業など多様な主体の参加と連携を促進するとともに、広域的に対応することが求められる課題も年々増加していることから、戦略的、効率的な投資が行われるよう広域的連携の取組みを促進する。