首長メッセージ
日頃から町政の推進に深いご理解とご支援をいただき、心から感謝申し上げます。
さて、大震災から10年が経過した昨年は、3月に津波からの多重防御を担う高盛土構造の県道相馬亘理線が全線開通するなど、復興事業も終盤を迎え、さらには、利便性の高い新市街地の整備や県内最高水準の定住促進補助制度などの創造的復興の取り組み推進により、転入者が転出者を上回る人口の社会増が5年連続で続くなど、持続可能なまちづくりに向けた成果が顕著な年でありました。
一方、2月に発生した福島県沖地震は、町内に大きな被害をもたらし、また、一昨年来の新型コロナウイルス感染症の感染拡大など、大きな試練に見舞われた年でもありました。
福島県沖地震は、大震災を上回る瞬間的な揺れの強さを記録し、町南部を中心に多くの家屋に被害をもたらしました。町では、災害見舞金の支給対象拡大や瓦屋根改修補助金など、被災者の支援に努めたほか、9月には「山元町水災・地震保険加入促進補助金」を創設し、今後、いつ起こるか分からない大規模災害に備え、「公助」には限界がある生活再建支援について「自助」「共助」の強化を図るなど、災害に強いまちづくりを進めて参ります。
また、コロナ感染症対策では、「予約不要」「バス送迎」「医師巡回」の工夫を凝らした山元町方式のワクチン接種により、11月には2回目接種率が町民全体の約85パーセントと、集団免疫獲得の目安とされる接種率を概ね達成しました。現在、来月からの3回目接種開始に向け、亘理郡医師会や関係機関の協力をいただきながら準備を進めており、懸念される第6波に備え、町民の皆様の生命と健康を守ることを最優先に対策を講じて参ります。
こうした中、町のランドマークとして整備した農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」は、昨年10月に来場者150万人を達成しました。これは、昨年1月にオープンしたフードコートや震災遺構中浜小学校との相乗効果によるものであり、町が誇る特産品や多様な地場産品の出荷など、ご尽力いただいた皆様方と共に喜びたく感謝を申し上げます。今後も、地域の方々や関係団体との連携を図り、交流人口100万人の達成に向け、町の魅力発信や賑わいの創出に取り組んで参ります。
子育て施策については、昨年10月につばめの杜地内に民間事業者が運営する町内初の小規模保育事業所「なないろ保育園」が開園しました。このことは、「子育てするなら山元町」の実現に大きく寄与するものと期待しており、今後も安心して子育てができる環境づくりに努めて参ります。
さらには、コロナ禍における社会のデジタル化や地方移住への関心の高まりなどの社会情勢の変化を的確に捉えながら、ポストコロナ時代を見据えた取り組みを進めて参ります。
引き続き、「キラリやまもと!みんなでつくる笑顔あふれるまち」の実現に向け、創造的復興で得た地域資源を「町の宝・財産」として活用し、誰もが安心して豊かに暮らせるふるさととなるよう取り組んで参ります。
結びに、町民の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ新年の挨拶といたします。
(公式Webより引用)