市長就任後、優先的に取り組む課題として、「信頼を取り戻す」「人口減少対策」「地域経済の立て直し」を掲げていました。その「信頼を取り戻す」いわゆる庁内組織の立て直しの一歩として、コンプライアンス（法令遵守）推進委員会を開催し、「日南市職員のためのコンプライアンスハンドブック」を策定・公表し、周知徹底を図りました。この取り組みは、決して何か特別なことをやろうということではなく、私の強いリーダーシップのもとに透明性の高い行政運営を目指して風通しの良い市役所づくりを行うものです。

コンプライアンスリスク（不利益・損失）に対するリテラシー（知識・理解力）の高い組織を創り、チーム日南、縦横無尽に動く職員づくりを目指すものです。

また、公約に掲げておりました、「人を創る」「安心を創る」「産業を創る」「未来を創る」の4つのテーマに基づく施策の実施につきましては、短期、中長期的なものがあり、事業の性質や効果などを見極めながら計画的に取り組む必要があります。よって、現在取り組んでおります事務事業を4つのテーマごとに整理を行い、新たに取り組む事業を肉付けしながら全庁的に推進してまいります。

あわせて、4つのテーマに基づく事務事業の年度ごとの達成度についても、しっかりと外部からの評価をいただきながら、議会へも報告の上、議員の皆様からのご意見も参考にＰＤＣＡ（計画・実行・評価・改善）サイクルにより推進していきたいと考えております。

新型コロナウイルスの収束が見えない中、人口減少対策や地域の活力を回復させる施策など課題は山積しております。財政運営状況については依然として厳しい状況ではありますが、様々な分野における新たな時代に沿った取り組み、東九州自動車道清武南から北郷間の開通などを新たな転機として捉え、変革の目を大きく咲かせていく準備もすすめてまいります。
（公式Webより引用）

１ 地域産業の再活性化と新しいビジネスが創出できる環境づくり（ビジョン１）
地域に根付く産業が、競争力を高めて成長産業化するとともに、これまで培われてきた技術やノウハウ、経営資源が次の世代にしっかりと引き継がれ、将来の発展につながるよう地域産業の再活性化を図ります。 新しい発想から新たな価値を生み出し、それをビジネスの創出までつなげる仕組みを創り出すことにより、産業人材で賑わうまちを創ります。

２ 地域に誇りを持つ人が一人でも多くなる（ビジョン２）
私たちの心を豊かにしてくれていた地域の歴史や自然、文化などの資源をもう一度見つめつ
つ、新しい地域の魅力を自ら創り出し、誇りを持って語れる人材であふれるまちを創ります。

３ 市民力の高まりによる住民自治の実現（ビジョン３）
市民一人ひとりが、地域の課題を自分のこととして捉え、自らの役割を見つけて動き出すことによって、真の住民自治の実現につなげていきます。
世代を超えて地域の人々の結びつきが強まることにより、子どもの見守りや高齢者への支援、防災・防犯などの充実を図り、安心して生活できるまちを創ります。

４ 自らの道を切りひらく次世代の育成（ビジョン４）
かけがえのないふるさと日南というバトンをつなぐため、子どもを安心して産める、健やかに育てられる、たくましく成長できる環境を創り、将来を担う次世代をしっかりと育てることができるまちを創ります。