首長メッセージ
市民の皆様にお約束したとおり、誠実・公平をモットーに、公約の実現を通して、五島市の発展のために全力を尽くします。
私のスローガン、旗印は「結集」であります。五島を豊かにするため、五島の振興のために主体的な役割を果たす市民の力を結集するというのが一つ目の結集であります。市民の皆様には、昨日と同じことをしていては駄目だ。現状を打破すべく、一緒に一歩前に進もうとお願いしてきました。二つ目は、国・県の力を、三つ目は政治力を結集するということです。
「結集!!みんなの力で五島を豊かに」のもとに、「五島に活力を」、「暮らしを守る」「子どもたちに島を託す」の三つの目標と16の公約をかかげています。
選挙期間中、市民の皆様からいただいた意見の中で一番多かったのが、「経済の活性化」でありました。
公約の中では、一番目に農林水産業の振興を挙げています。離島から本土への輸送コスト軽減、加工分野の振興、新上五島町と連携した五島ブランドの創設、後継者対策、土地改良や磯焼け対策、増殖場などの生産基盤の整備を進めます。観光の振興では、観光客の視点から関連施設やサービスなどを点検することを訴えてきました。2014年国体で五島市にお見えになった皆様を、市民全体でもてなし、満足して帰ってもらう必要があります。
五島の経済を活性化するため、市民の皆様に島内消費の拡大と地産地消を訴えてきました。どんなに農林水産業を振興しようと、観光客を呼ぼうと、せっかく手にしたお金を、島外で使っては何にもなりません。お金は経済の血液です。五島はいくら稼いでも、消費が島外に逃げているため、出血多量で瀕死の状態というのが現状です。我々は、長崎で買い物をすることによって長崎の雇用を、通販で買い物をすることによって、佐世保の、福岡の雇用を生み出しているのです。何気ない、私たちの消費活動が、五島の雇用流出になり、商店街の疲弊に繋がっているのです。値段も、品揃えも満足のいくものではないかもしれません。これは、商業関係者に改善をお願いします。
地産地消もお願いしてきました。黒霧島もいいけど、五島の焼酎を飲んでください。お歳暮、お中元、慶弔用のお返しも、五島の産品を使ってくださいとお願いしてきました。
こうしたことを市民の意識を変えることで定着したいと思っています。当然、職員の皆さんには、率先して行動することを期待しています。
このほか、どうしたら五島が元気になるか、もちろん、私も考え、行動します。
地域の絆の再生も訴えてきました。東日本大震災で、「絆」の大切さを改めて学びました。我々は、自由で気楽な生活を求める中で、日本人がこれまで大切にしてきた「絆」を失いつつあります。
少子高齢化が進む中で、お年寄りの「孤独死」や児童虐待、いじめなどが問題となっていますが、背景には、「絆」の弱体化があると思っています。
市民の地域活動の中で「絆」を再生し、お年寄りや子どもたちを優しく見守る安全で安心な地域づくりをお願いしてきました。
このほか、自然エネルギーの島づくりも約束してきました。離島地区を中心に、国が事業を公募する計画があるので、積極的に対応していきたいと思っています。
一緒にがんばりましょう。よろしくお願いします。
(公式Webより引用)