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ア 地域特性を生かした生業の創出と産業の振興
新型コロナウイルスの感染拡大や長引く景気の低迷等により、厳しい経済情勢が続いているが、こうした状況を打開し、地域の経済的な発展を進めるためには、地域の特性及び資源を生かした生業の創出と産業の振興を行うことが重要である。そのため、農林水産業においては、生産基盤を整備し営農環境等の改善を行った上で、機械や作業の共同化を行い営農活動の効率化を図り、担い手の確保及び法人経営体の育成に努める必要がある。また、地元の農産物や水産物を活用した新たな生業の創出に取り組んでいく。
第２次産業、第３次産業においては、隣接する長岡市には都市機能が集積されており、製造業を中心とした高度情報技術産業の集積地や工業団地もあることから、職住分離でありながら職住近接という優位な立地条件を生かし、生業の創出、確保を図り、地域経済の持続的発展に取り組んでいく必要がある。

イ 住んでみたい、住み続けたいと感じられる安全・安心な暮らしの整備
道路、上下水道、情報等の社会基盤は、誰もが安全・安心に暮らせる地域を作っていく上で不可欠なものである。特に数度にわたる大きな災害に見舞われた本町にとって、生活の利便性とともに、生命を守る基盤となるものである。
そのためにも、通学路の整備を含めた町道の二次改良、災害時の情報伝達を含めた地域における情報化、地域公共交通の確保を進める必要がある。また、移住、定住を促進するための宅地造成や空き家の有効活用といった住環境を整備するとともに、子どもを産み育てやすい環境の整備や高齢者になっても健康で、生きがいを持って安心して暮らせる環境整備について、ソフト・ハードの両面から取り組みを進めることが重要である。これらの取り組みにより、住んでみたい、住み続けたいと感じられる安全・安心な暮らしの整備を図る。

ウ 誇りある地域資源を生かした魅力と特色あるまちづくりの推進
本町は、日本海と小木ノ城に代表される美しい自然環境があり、さらに天領、妻入りの街並などの歴史的資源、高品質な米、新鮮な魚介類などの豊かな食資源、良寛や松尾芭蕉など町とゆかりある偉人が残した文化的資源など多様な地域資源を有している。これらの誇りながら、特色ある歴史的資源、文化的資源及び食資源の掘り起こしを行い、これらの魅力を全国に情報発信し、魅力と特色あるまちづくりを推進する。