私の掲げる「日本一幸せなDAIGOづくり」の内容の中には、「健康と長寿」の観点があります。町では免許を返納した高齢者の移動手段の選択肢を増やすことを目的の一つとして、令和3年１０月から町内を運行するAI乗合タクシー事業を実証実験から本格運行に切り替えました。AIと聞くと「難しそうで頼みにくい」と言った声もありますが、AI乗合タクシーは、配車や経路をAIで管理するというものであり、スマートフォンをお持ちでない町民の方には電話でも予約できるようにしています。運転免許証を返納した高齢者や観光客の移動、夜間の飲食店からの帰宅など様々なシーンを想定して将来へ向けた新たな交通手段を考えています。第3の公共交通機関として、少し先の未来を見据え、皆様の利便性を確保し、将来皆様にとって大切な移動手段として活用出来るよう広めていきたいと思います。

また、民間企業に所属したまま地域に派遣され活動する制度、「地域活性化起業人制度」を活用し、２社（株式会社さとゆめ、アグリマス株式会社）から、まちづくり課と福祉課へ社員が派遣されております。その中でもアグリマス株式会社からは、将来の要介護者を少なくするため、現在行われている町の全ての健康事業の検証をするとともに、武術太極拳講座や自宅で自主的・効果的に運動を行える動画の配信を行い、健康づくり・介護予防事業の促進に取り組み始め、好評を得ています。

一方、全小中学生へのタブレット配備によるICT教育の拡充や成人式参加者にへの検査態勢の拡充など若い世代に対してもスピード感をもって対応しています。将来にバトンを渡す若者への支援も時代の変化に対応しながら行っていきたいと思います。

昨年は、新庁舎の建設が始まり、令和元年東日本台風で全損となった衛生センターの改良復旧工事も着手しました。新庁舎に関しては本年夏頃、衛生センターは令和５年度の完全運用を目標に進めています。引き続き、皆様方の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
（公式Webより引用）

① 誰もが安心・安全に暮らせる思いやりに満ちたまちづくり
近年頻発する災害に強いまちづくりを進めるとともに、地域において支え合いながら暮らしていける、安心・安全なまちづくりを進めていきます。また、空き家の利活用や交通インフラの整備・維持管理などにより生活環境の充実を図ります。
② 未来を担う心豊かな人を育むまちづくり
本町を支えていく、若い世代に対する支援を充実させ、若い世代にとっても暮らしやすい環境づくりに努めるとともに、小学生や中学生等の教育を充実させ、グローバル化への対応だけでなく、郷土教育により地域への愛着を持った人材の育成を図ります。
③ 元気、にぎわい、活力ある産業を創造するまちづくり
豊かな自然を活用し脈々と営まれてきた農林業への支援を行い、生産性の向上や担い手の育成を図るとともに、柔軟な働き方に対応した企業誘致を行うなど、本町の産業基盤を強化していきます。
④ 地域の資源を紡ぎ、町のストーリーとして発信するまちづくり
本町の基幹産業である観光業の活性化を図るため、自然環境や様々な地域資源を活用して地域の魅力創出を図るとともに、様々な分野、主体と連携して事業に取り組んでいきます。また、魅力創出とともに、受入体制を整え、積極的な発信を図ります。
⑤ 交流と協働による、魅力あふれ、健全で持続可能なまちづくり
今後も厳しい行財政運営が必要となることから、健全な財政運営を推進するとともに、先端技術を導入するなど、行政サービスの質的向上を目指します。また、住民と行政が協力して、それぞれの役割分担によりまちづくりを推進する「協働」の仕組みの構築・充実を図ります。快適で美しい自然環境を保全するため、地球温暖化防止に向けた、資源リサイクルや省エネルギー、二酸化炭素の排出量削減などの環境保全運動を推進します。