首長メッセージ
この度、皆様の信任をいただき引き続き2期目の町政を担うことになり、改めて責任の重さを感じております。 対話を大切にし、町内の融和を進め、経営の視点から行政運営を行ってきたこれまでの4年間は、光陰矢の如しという言葉を肌で実感したものでした。
そのなかで、1期4年間を振り返ってみますと、熊本地震、鳥インフルエンザ、佐賀豪雨など自然の脅威に直面し、改めて災害に対する備えの大切さを痛感し、防災力の向上、情報発信の強化を図ってきました。
また、次の世代を担う子どもたち、そしてその子どもたちを見守っていく子育て世代の方々への支援として給食費の完全無料化、待機児童の解消等子育て支援の充実に努めました。
さらには、子育て世代の交流の場として実施したママ友タウンカフェから生まれた「みんなの公園」は、住んでいる場所や年齢等にかかわらず、江北町に縁ある人々を結びつけることを目指して令和元年11月にオープンしました。
元号が令和に代わることに呼応しあうように大きな変化の波が押し寄せています。
江北町は、先人の努力により昭和、平成と大きな人口減少がみられておりません。しかしながら国においては平成20年を境に人口減少に転じており、社人研や独自推計によると江北町も今後人口が減少することが示されています。 また、町内を見渡してみますと、他の自治体からの転入などで人口が増加している地区もあればそうでない地区もある、まさに「都市化と過疎化」を同時に経験しています。 このようなときに、人の一生も100年といわれているなかで、江北町も元気なまちとして100年を迎えるための大事な4年間と思っております。
江北町は2年後には町制施行70周年を迎えます。町としての航海を安定して続けていくためには、町はもとより地域の活動も持続的に続けていくことが大切となります。
また、町内にはいろいろな価値観や考え方をお持ちの方、別の言い方をすれば様々な経験や知識をお持ちの方がいらっしゃるのは、町の活力ということを考えたときには貴重なものであると考えています。
さらには、江北町が、30年後も江北町として豊かで活力ある町であり続けていくためには、町民皆様が積極的に参加していただき、1万町民によってまちづくりというものを進めていくことが重要だと考えています。
町政施行100年に向けて「新田園都市」を目指し、「持続性」「多様性」「自発性」をキーワードとして皆様のご協力を得ながら町政運営にあたってまいります。
(公式Webより引用)