昨年を振り返ると、我が町の基幹産業である農業では、水稲の作況指数が108の「良」と公表されたところです。しかし、7月から8月にかけての記録的な高温・少雨の影響とみられる胴割れが多く見受けられるなど、製品比率は昨年より10%程度、低い結果となりましが、「ゆめぴりか」の低タンパク米の出荷については、約57%と、昨年を大きく上回る実績を上げており、農業者の皆様の弛まぬ努力に感謝を申し上げます。商工業では、平成29年から進められていた北海道住電精密株式会社の新工場が全面稼働するなど、コロナ禍の厳しい状況の中で、各企業・団体の皆様の大変な努力により、町の経済や雇用を支えていただいておりますことに感謝を申し上げます。
「ないえ温泉」については、令和元年8月の営業休止以降、調査分析報告書の作成、まちづくり懇談会等での意見交換を行うなど、皆様と情報を共有しながら議論を深めてきましたが、昨年12月の議会において、今後は、町の公費負担を伴わない民間事業者の自主的な取り組みによって、温泉運営も含めた多用途での再活用を目指す方針を報告いたしました。今後も町の重要課題に皆様と議論を深めながら、協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症については、感染予防の徹底と慎重な行動をお願いしながら、町としても、ワクチン接種をはじめとする感染対策や地域経済の活性化など、様々な対策を進めて参りました。未だに変異株の登場など不安要素はございますが、3回目のワクチン接種体制を構築し、皆様が安心して暮らせるように進めてまいりますのでご協力をお願い申し上げます。
さて、本年は、奈井江町に住む人には「いきいき」と暮らし、奈井江町に関わる人には「魅力」を感じてもらえるまちづくりを目指して「奈井江版生涯活躍のまち」の取り組みを進めてまいります。全世代を対象に、誰もが居場所と役割を持ち、一人ひとりが活躍できる実感と多様な人々と繋がりを持てるようなコミュニティや自分らしくいつまでも躍動できるまちを皆様と一緒に創り上げてまいりますので、より一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、かねてから準備を進めてきた新庁舎の建設については、間もなく実施設計が完了し、本年7月から建設工事に着手する予定となっています。令和6年5月からの供用開始を目指し、引き続き計画的に事業を進めてまいります。
（公式Webより引用）

まち・ひと・しごと創生総合戦略

基本目標１ 稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする
・地域の特性に応じた、生産性が高く、稼ぐ地域の実現 ・安心して働ける環境の実現
基本目標２ 地方とのつながりを築き地方への新しいひとの流れをつくる
・地方への移住・定住の推進 ・地方とのつながりを構築
基本目標３ 結婚・出産・子育ての希望をかなえる
・結婚、出産、子育てしやすい環境の整備
基本目標４ ひとが集う、安心して暮らすことができる魅力的な地域をつくる
・活力を生み、安心な生活を実現する環境の確保