昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一昨年に引き続きイベントの中止や規模縮小といった、大変厳しい状況の中、幸いにも、皆様の徹底した感染対策と行動自粛のおかげにより、感染者の拡大には至らず、日常を取り戻しつつあります。
一方で、民間企業との包括連携協定により、留萌の子ども達のスポーツを通じた夢の実現や、教育環境を後押しする体制づくりに着手でき、今後の未来に向けての新たな一歩を踏み出すことが出来ました。
本年の春には、道の駅るもいに屋内交流・遊戯施設「ちゃいるも」がオープンし、新たな交流拠点として、多くの家族連れにゆっくり時間を過ごしていただきたいと考えております。また、留萌の魅力を高め、子ども達の夢の実現や、暮らしの安心に向け、さらに全力を尽くしてまいります。
最後になりますが、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、本年が皆様にとりまして、明るく希望に満ちた年となりますよう、心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
（公式Webより引用）

超少子高齢社会や生産年齢人口の減少、都市部への流出に歯止めをかけ、将来にわたって持続可能な地域社会を築いていくために、地域産業の振興や交流人口の拡大、子育て環境の充実など、地方創生への取り組みが急務となっている。社会経済情勢の変化への対応や地方創生の取り組みとの整合性を図り、留萌市の 50 年後、100 年後を見据えた次の 10 年間のまちづくりを進めていくため、すべての市民が夢や希望を持ちながら目指すまちの姿を共有し、その実現に向けた指針として、第６次総合計画を策定し、「安全・安心なまち」、「充実した教育と健康のまち」、「活力あるまち」、「コンパクトなまち」の４つの基本理念を掲げ、まちづくりを進めている。
本市は、依然として人口の流出に歯止めがかからず、高齢化の急速な進行と相まって、基幹産業の低迷、地域社会や産業を支える担い手不足など多くの課題を抱えており、新型コロナウイルス感染症の影響やデジタル化の推進など、自治体を取り巻く社会経済構造の大きな変革が求められる中、地域の特性を生かした新しい視点による産業の創出や起業の促進、働きやすい環境づくりを進め、域外からの新しい人の流れと、新しい交流によりまちの持続的発展に繋げていく必要がある。
また、幼児教育から高等学校教育までの連続性に配慮した教育環境の整備に努め、地域の教育力を積極的に取り入れた学校づくりによる「留萌ならでは」の教育行政を推進することが重要であり、留萌市の宝である子どもたちの学力や体力の向上、安心して子育てができる環境づくり、学習環境の充実に取り組む必要がある。
さらには、都市化の進展による日常的な経済・生活圏域の広域化に対応し、持続的で多様な行政サービスを提供していくためには、周辺自治体と適切な相互補完と役割分担により、圏域としての一体性のあるまちづくりを進め、共通する広域的課題の解決に努めなければならない。
これらの課題解決に向けて、次の時代も持続的に発展するまちづくりに向け、市民一人ひとりが地域の絆を強め、日々の暮らしやまちの様々な課題の解決に向け、自分のできる役割を主体的に果たすことが鍵となり、協働のまちづくりを進め、次の世代にしっかりと留萌市を残していくため、「みんなでつくる まち・ひと・きぼう 次の時代へ続く留萌」の実現に向けて、市民との対話を重ねながら政策展開を図っていく。