「さつま町」が誕生し、現在、3 期目の町長として、「夢と希望の持てる
元気なまちづくり」を推進しています。
少子高齢化に伴う過疎化、雇用環境や地方経済を取り巻く情勢が日々
変化する中、第 2 次総合振興計画の中で目指す本町の将来像、「ひと・
まち・自然 みんなで紡ぐ さつま町」の実現のためには、創造性を発
揮しながら「ひと」、「まち」、「自然」の魅力を掛け合わせ、町民、地域、各種
団体、事業者、行政など多様な主体が共に連携し合うことが重要であり、
まちづくりに「オールさつま」で取り組むことで新たな道が拓けるもの
と考えます。
また、安心安全なまちの構築に努めるとともに、子どもの笑顔が輝くま
ち、すべての町民が希望に満ちていきいきと暮らすことができ、「さつま
町に住んでよかった」と思うことができるまちを目指してまいります。
この要覧を通して、豊かな自然環境や農畜産物に恵まれ、永い歴史に
培われた風土や文化の薫るさつま町を深くご理解いただき、本町の更な
る発展に、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

（公式Webより引用）

本町は，これまで時代の要請や住民ニーズに応えるべく，きめ細かな施策を展開して様々な行政課題に取り組んできた。産業・交通体系・生活環境・福祉医療・教育文化の振興等をはじめとした社会資本の整備により，住民の生活環境は大幅に改善され向上してきた。こうした整備の進展に合わせ，豊かな地域資源を背景に農産物販売施設の運営や農産加工品の開発，スポーツ・文化と温泉をつないだコンベンションの設立，各地域におけるイベントの展開など，地域住民が自主的に主体性を持って活動を展開している。しかし，本町の人口は年少人口や生産年齢人口を中心に年々減少を続け，高齢化は全国並びに県の平均を上回る速度で急速に進んでいる。人口規模の縮小，高齢化に傾斜した人口構造の変化は，産業経済の規模を縮小させ，地域活力の衰退及び福祉・医療など
の社会保障費の増加，更にはいわゆる限界集落の発生，地域コミュニティの低下など大きな課題となっている。
このため，人口減少の抑制策，少子高齢化に対応した地域づくりが急務であり，「ひと・まち・自然 みんなで紡ぐ さつま町」を将来像とし，「ひと」ふれあい，「まち」にぎわい，「自然」うるおい，「みんなで紡ぐ」協働のまちづくりを基本方針に，次に掲げる取り組みを進める。また，地方版総合戦略においても人口減少の克服，地方創生を目的に事業を展開する。